1949-04-28 第5回国会 衆議院 経済安定委員会 第11号
会社側がいわゆる焦土戰術を実行するのに、これを利用しようとしておるという事実であります。
会社側がいわゆる焦土戰術を実行するのに、これを利用しようとしておるという事実であります。
殊に教材なんかは焦土戰術をやらんとしたので材料が方々にたくさんあるのだから、これはほとんど何も骨を折らずにやれるではないか。それはよい、ぜひそれをやろうじやないか。その時に、実は自分は戰争中及ばずながらずいぶん一生懸命やつたつもりだ。だから行かなかつたのは実は首を洗つて待つていたのだということを言つた。
政府が考え、官憲の頭の中にある混乱した世相とは、町のやくざ者や無頼漢だけをいつているのではなくて、正当な爭議権を行い、又團体交渉を行う際に、労働者が声を出し議論をすると、近頃の労働者はどうも行過ぎであるなどと、現在の資本家の焦土戰術や労働協約無視の行動の実態、更には暴力團まで繰り出して、労働者を叩き潰してしまおうというやり方を、知つてか知らないでか、檢事の命令だとか、暴力はいけないとかいつて労働者を